なんとかしたい!!浴槽の黒ずみ対策!
毎日清掃しているはずなのに、いつの間にかできてしまっている浴槽の黒ずみ。家庭でも、温浴施設でも、浴槽の黒ずみにお悩みのお声をよく聞きます。浴槽は黒ずみが発生しやすい箇所であり、なおかつその発生要因はさまざま。今回は温浴施設専門の特殊清掃業者が、「浴槽の黒ずみ」に関して解説します!
「浴槽の黒ずみ」と一言でいっても原因はさまざま!!!
黒ずみの原因について
原因①→皮脂汚れ
まずは、家庭でも頻繁に見かける原因は黒ずみの原因は皮脂汚れによるものです。浴槽のお湯を張っていた高さに、粘つくような黒ずみ汚れが発生していたら皮脂汚れの可能性が高いです。これは、湯に溶けてしまった汗や皮脂が浴槽に残り、日常の清掃が疎かになると雑菌が繁殖してしまい発生します。
原因②→石鹸カス
次に家庭でもよく見かける汚れは石鹸カスによるものです。乾燥すると粉っぽくなるのが特徴で、石鹸・ボディーソープ・シャンプー・洗顔料などさまざまな石鹸のカスが付着し、そこに他汚れが混ざることで黒く変色してしまい発生します。
原因③→水垢・スケール
擦っても簡単には落ちない黒ずみの代表は、水垢によるものです。水道水にはカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分が含まれています。そのカルシウムやマグネシウムが含まれた水が蒸発し、カルシウムやマグネシウムが堆積し結晶化してしまったものを水垢、またはスケールといいます。本来は白っぽい汚れですが、先ほど挙げた皮脂汚れや石鹸カスの汚れが付着することで黒く変色してしまうことがあります。こうなると、洗剤ではなかなか落ちなくなります。洗剤を使い、表面の皮脂汚れや石鹸カスが取れ、落ちたかな?と思ってもザラつきや黒ずみが残ってしまうことが非常に多くあります。
原因④→カビ
次に考えられるのが、黒カビによる汚れです。カビは浴槽だけでなく、天井や壁、床やタイル、更にはタイル目地など、あらゆるところに発生します。黒カビは①20℃~30℃の温度 ②80℃以上の湿度 ③石鹸カス、皮脂汚れ等の栄養 の3つの条件が揃うと活発に繁殖してしまいます。つまり、浴室はただでさえ温度や湿度が高い環境下である上に、皮脂汚れや石鹸カスの汚れが日常的に取り除けていないと、黒カビ発生の好条件を産み出してしまうということです。
原因⑤→マンガン・鉄・硫化物等が含まれている泉質
最後は、特に温浴施設で多い、マンガン・鉄・硫化物等が含まれている泉質による黒ずみです。家庭でも、井戸水を用いたり、水道水にマンガンなどが多く含まれていたりする地域のご家庭ではみられる汚れです。この場合は浴槽全体にべったりとついてしまっていることが多いです。このような場合は、水質を見極めて、プロ用の薬剤を使用しないと取れません。薬剤も取り扱いには十分に気を付けて、清掃後の薬剤の処理まで適切に行う必要があります。
原因によって対応策は違うため、見極めが必要!
黒ずみと一言でいっても、その要因ごとに対応方法は異なる
まずは、皮脂汚れによるものや、軽度のヌメリ(バイオフィルム)は酸性の汚れのため、アルカリ性の洗剤を用いるとよいです。家庭レベルの軽度の汚れであれば、重曹などを使用することも可能です。
次に、石鹸カスはアルカリ性の汚れです。水垢もカルシウムやマグネシウムというアルカリ性の成分が結晶化したものなので、アルカリ性の汚れになります。軽度であれば、クエン酸や酸性の洗剤を用いるとよいでしょう。ただし、水垢・スケールに石鹸カス、皮脂汚れなどが付着し汚れが堆積してしまうと、洗剤ではなかなか落ちない頑固な汚れになります。
黒カビによる汚れは、中性の汚れのため、塩素系の漂白剤で除菌漂白する必要があります。
泉質による汚れに関しては、地域や施設によって洗剤と効果に大きく差があるため、一概には言えません。慎重なテストと、薬品の知識が必要になります。
困ったらプロにお任せを!
要因によって対応が異なる黒ずみ除去ですが、家庭や温浴施設で黒ずみにお悩みの現場においては、その要因は複合的に発生していることがほとんどです。
温浴施設専門の特殊清掃技術を持っているSPAクリーンでは、日常清掃では対応しきれない黒ずみ除去も対応可能!いろいろ試してみたけど黒ずみがキレイにならない。。。日常清掃ではそこまで手が回らない。。というお悩みがあれば、是非SPAクリーンまでご連絡ください!
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