温浴施設で必ず利用する洗い場のかがみ。しかし、曇りや水滴、ウロコ汚れで鏡に自分の姿が映らず、何度もシャワーをかけてみたり、石鹸をつけてみたり。。。と苦労をした経験はありませんか？よく映る状態の鏡とはどんな状態なのでしょうか？温浴施設専門の特殊清掃会社が解説します！

鏡に物が映る仕組みとは？

かがみの構造と物が映る仕組み

鏡は、ガラスの後ろに銀の膜があり、この銀膜が光を100％反射するため、物が映って見えます。もちろん、ガラスの表面も光を反射しますが、銀膜の反射が強いため、銀膜に反射したものだけが鏡にはっきり映ります。

かがみが見えなくなる要因①

鏡がよく見えずに困ってしまう原因の１つに、鏡が曇ってしまうことがあります。鏡のガラス面に水滴が付着し、付着した水滴の凹凸のせいで光がいろんな方向に反射されるため、光がうまく目に届かなくなってしまっている状態です。浴室は湿度が高く、水滴がつきやすいため、鏡が曇りやすい条件が揃っています。シャワーを鏡にかけたら鏡が少し見えやすくなるのは、ついてしまった水滴を水で流すことができるからです。

かがみが見えなくなる要因③

もう一つの原因は、鏡のガラス面に付着した白いウロコ汚れです。ウロコ汚れそのもので鏡が物理的に見えなくなるのはもちろんのこと、そのウロコ汚れが銀幕に反射するため、少し横から見るとウロコ汚れが二重になって見えるのです。

見えるかがみの状態と、見えないかがみの状態について

撥水性と親水性

液体に表面張力が存在するように、固体にもその表面積を小さくしようとする力が存在しています。固体表面が液体と接触する角度のことを「接触角」といい、この角度が90度以下の状態のときに「濡れる」といいます。

水が流れて水滴が留まらない状態のことを親水性、水がはじくことを撥水性といいます。つまり、接触角が低い（＝水滴ができず流れている）と親水性が高くなり、接触角が大きい（＝水滴が大きい）と撥水性が高くなります。

ガラスは親水性をもっている！

一般的にガラス表面は、OHの形でSiイオン（ケイ素イオン）と結合しており、このOHは水素結合によってほかの物質と付着する性質を持っています。そのため、水に馴染みやすいため、よく濡れる性質、つまり親水性を持っています。

汚れのないガラスの表面だと水が馴染み流れていきますが、汚れでガラスの表面に凹凸ができてしまうと、水が流れず、親水性が失われ、水滴ができその場に留まってしまいます。かがみにおいては、この水滴が乱反射してしまうため、物がきれいに映らなくなってしまうのです。

また、石鹸をかがみにつけたら一時的にかがみが見やすくなることがありますが、それは石鹸に含まれている界面活性剤が親水性のものだからです。（なお、石鹸をかがみにつけると、石鹸カスがかがみに付着し、そのカスに水が留まってしまうため、ウロコ汚れができやすくなる原因の１つになるのでオススメはしません。）

かがみを親水状態にするには！？

本来のかがみの性質が親水性のものなので、表面が凹凸になってしまっている原因である汚れをキレイに取り除けば問題は解決します。しかし、汚れを取り除こうとする際にガラス面を傷つけてしまうと本末転倒です。また、何層にも重なったウロコ状の汚れになってしまうと、簡単に落とすことは難しくなります。

傷をつけずにかがみの親水性を取り戻すなら！

なかなか落ちない頑固な汚れになってしまったウロコ汚れも、温浴施設に特化した特殊清掃技術を持っているSPAクリーン株式会社にお任せ！見えにくくなってしまっているかがみも新品同様に回復させることが可能です。

何度買い換えても、かがみが見えないとお困りの方がいらっしゃったら一度ご連絡ください！

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