温浴施設清掃のプロが徹底解説!かがみのウロコ汚れとは!?
浴室や洗面所のかがみが、水をかけても曇っていてよく見えなかったり、白いもので覆われていたりしませんか?いつの間にかついているその汚れは、ウロコ状被膜と呼ばれる水あか汚れです。今回はスーパー銭湯など温浴施設を専門に清掃をしている風呂掃除専門のプロが、ウロコ汚れを徹底解説します!
かがみのウロコ汚れ(水あか)の正体
原因は「水道水」!!ウロコ汚れの正体とは
ずばり、原因は水の中に溶け込んでいる成分が原因です。不純物もなく純粋な水と思われている水道水ですが、地下水や川の水と同様、水道水にもケイ素やカルシウム、マグネシウムが含まれています。
水分が蒸発しますが、水滴に含まれる不純物はそのまま壁や床に残ります。
この過程で、それぞれシリカ(二酸化ケイ素)、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムといった水に溶けない金属化合物に変化します。つまり、ウロコ汚れの正体は、マグネシウム化合物、カルシウム化合物です。
このマグネシウム化合物やカルシウム化合物は、ガラスや金属の表面と非常にくっつきやすく、完全に水分が乾ききってしまうと、なかなか落ちない頑固な汚れになります。シリカはガラスと同じ成分のケイ素が結合してできた物質ですし、炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムもシリカ同様にとても硬く、非常に落としにくいです。
また、一度ウロコ汚れがついてしまうと、水滴がとどまりやすくなります。水滴の付着と乾燥を繰り返すうちに、積み重なって、文字通りウロコのように折り重なります。毎日使う浴槽で、水を使わないことなどありえないので、避けては通れない汚れでもあるのです。
原子レベルでくっついている?!何故ここまで落としにくいのか
水に含まれる成分でウロコ汚れができるのは分かったけど、なんでこんなに落ちにくいの?元々は水だったものなのに…。
ウロコ汚れが落としにくい理由のひとつに、ガラスや金属などの表面と強く結合する性質があります。水滴に含まれているケイ素とガラスに含まれているケイ素が、「共有結合」と呼ばれる原子レベルでの強固な結合を生み出し、表面に張り付いてしまうのです。ちなみに、蛇口の場合はメッキに含まれるクロムと共有結合をしてしまいます。
本来の水あかのの成分は白色ですが、黒ずんでいたり褐色に見えたりすることもあります。これは空気中のカビが繁殖したり、人間の皮脂などが付着したりするためです。
水あか自体は不衛生ではなく臭いもありませんが、水あかによって材質の表面がざらつくので雑菌などが繁殖しやすくなります。かがみが見えなくなりますし、何より見た目がよくないため、早めに取り除きたいものです。
汚れレベルと対処方法
汚れの厚み=除去の難しさ!状況によって洗剤の使い分けがオススメ!完全同化では手遅れなパターンも。。
ウロコ汚れは、積み重ねって厚みが増すほど取れにくくなります。ウロコ汚れは基本的にこすり取るしかありませんが、状態によって洗剤を使い分けます。ご自宅や施設様のかがみを確認してみてください。どのレベルの汚れでしょうか?
難度★☆☆☆☆ | 水滴をさっとふきとればキレイに見える状態。水滴をふきとっておくことがウロコ汚れの一番の予防です。 |
難度★★☆☆☆ | まだ色が薄く、小さな状態。この状況だと、中性洗剤を使ってスポンジでこすり洗いをすれば取り除けます。 |
難度★★★☆☆ | 水あかが目立ってきた状態。クエン酸などのキレート作用を使って落とします。金属は錆びる恐れがあるので注意です。 |
難度★★★★☆ | 何重にもウロコ汚れが重なっている状態。研磨剤入りの洗剤をつかい削ぎ取ります。根気よく繰り返し落としましょう。 |
難度★★★★★ | ウロコ汚れが重なりすぎてご家庭では除去不能な状態。業者に相談してみましょう。 |
×除去不可能× | 金属と完全同化してしまっている状態。共有結合によりガラスやかがみとウロコ汚れが完全同化した場合は除去ができなくなります。そうなる前に除去をするか、かがみの買い替えをオススメします。 |
ウロコ汚れを落とすのなら、酸性の洗剤をつかおう
汚れには、「酸性」「中性」「アルカリ性」の性質がそれぞれあります。基本的に、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤が有効です。
ウロコ汚れの正体は、シリカ(二酸化ケイ素)、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムといった水に溶けない金属化合物でした。これらはアルカリ性の汚れです。アルカリ性を中和するには、酸性の洗剤が効果的です。
キレート効果とは?
酸性の洗剤として代表的なものにクエン酸があります。クエン酸の特徴的な働きは金属汚れを落とすとことができます。クエン酸は構造として、酸の原因となるカルボキシル基を3つも持っています。
このうち両端にあるカルボキシル基が、まるでカニが2本のはさみで物を掴むように、金属を掴んで結合し、キャッチします。
残ったカルボキシル基は水に溶けやすいCOOH、OHなどの親水基を持っているので、全体として水に溶けやすくなります。
つまり、クエン酸は水に溶けない性質だった金属物質の水あかを捕まえたまま、水に溶けていくので、汚れが落ちるというわけです。
重度の汚れならSPAクリーンへ!
軽度の汚れだと、お酢やクエン酸を使って何度も繰り返して汚れを落とせばきれいになります。しかし、掃除が面倒…、何度も繰り返す時間もない…、自分で掃除してもダメだった…という場合は業者に頼むのも手です。
SPAクリーンは全国でも珍しい温浴施設に特化したお風呂掃除専門のプロです。今回ご紹介したウロコ状被膜除去においても、特許技術をもっています。ウロコ汚れが完全にカガミに同化してしまって手遅れになる前に、一度ご相談ください!
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