営業をしながら温浴施設のリニューアルオープンが可能に!?浴室が明るくなるウロコ汚れの除去方法
スーパー銭湯や、大型温泉ホテル・旅館、スポーツジムなど、利用者が多い温浴施設の施設管理者・ご担当者様が長年抱えていらっしゃる悩みの1つである“うろこ汚れ・水垢”と呼ばれている「うろこ状皮膜」。ガラスの専門業者の方であっても、「ガラスのウロコ汚れで最も落としにくいのは温泉施設です」と仰っています。今回は温浴施設専門の特殊清掃のプロが、浴室の窓ガラスについて解説します!
- 1. ガラス界最強の汚れ、温浴施設のウロコ状皮膜
- 1.1. ウロコ汚れの原因は「水」!
- 1.2. なぜ温浴施設のウロコ汚れがこんなにも落ちにくいのか
- 1.2.1. ミネラル分の含有量が違う
- 1.2.2. 温泉成分がウロコ汚れを加速させる
- 1.2.3. 皮脂汚れや石鹸カス汚れが混合する
- 1.2.4. 湯気などで常に水滴がつくため、水をふき取ることがほぼ不可能
- 2. 温浴施設のウロコ汚れの落とし方
- 2.1.1. 市販されているダイヤモンドパッド(研磨材)で物理的に削る
- 2.1.2. 市販の研磨剤でポリシャー等を使って研磨する
- 2.1.3. 作業員、施設環境にとって非常に危険な薬剤(フッ化水素酸、強塩酸等)を使用し、物理的に溶かす
- 3. 特許技術を用いてウロコを落とす方法
ガラス界最強の汚れ、温浴施設のウロコ状皮膜
ウロコ汚れの原因は「水」!
一般家庭の風呂場の鏡などでも、多くのメディアに取り上げられ、その除去方法が話題となっている「ウロコ状皮膜」の汚れ。ウロコ状皮膜の発生原因は、ずばり「水」。水には主に4種類のミネラル成分(カルシウムイオン・ナトリウムイオン・マグネシウムイオン・カリウムイオン)とケイ酸が含まれており、それが蒸発と付着を振り返す過程で、水に溶けない金属化合物に変化し、ガラスやカガミと共有結合してしまうために頑固な汚れになります。
なぜ温浴施設のウロコ汚れがこんなにも落ちにくいのか
温浴施設のガラスうろこが、ガラス業界で最強の汚れなの?
ミネラル分の含有量が違う
ミネラルとは、人が体内で作ることができない五大栄養素のうちの1つです。ウロコ汚れの原因となるミネラル成分(カルシウムイオン・ナトリウムイオン・マグネシウムイオン・カリウムイオン)やケイ素は一般的に山や川の自然が多い地域では豊富になります。つまりウロコ汚れはミネラル成分が多い地域の方ができやすい傾向にあります。ホテルや温浴施設の立地条件によりウロコ汚れのできやすさに違いがあり、自然豊かな地域にある温浴施設ではよりガラスうろこの悩みが大きくなりやすいのです。
温泉成分がウロコ汚れを加速させる
温泉は、含まれている化学成分等の違いによってさまざまな特徴があります。温浴施設には、その特徴を示した温泉分析書が掲示されていることがよくあります。もし温泉分析書があれば、温泉の成分を確認してみてください。「試料1㎏中の成分・分量及び組成」と記載されていることが多いです。先ほど述べたミネラル分の含有量に加え、その温泉の特徴を表す成分が記載されています。
例えば、陰イオンである炭酸水素イオンが豊富に含まれていると「ナトリウム-炭酸水素塩泉」と呼ばれます。この炭酸水素イオンがカルシウムイオンやマグネシウムイオンが反応すると、それぞれ炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムになり、水に溶けていたイオンが、水に溶けない物質になります。これがいわゆるあの白い「ウロコ状皮膜」汚れです。つまり、温泉の特徴にもなる化学成分がウロコ汚れを加速させるのです。
皮脂汚れや石鹸カス汚れが混合する
利用者の多い施設なら、特に洗い流せなかった石鹸カスや皮脂も飛び散ります。皮脂汚れは、アブラ汚れになりますので、酸性の汚れです。石鹸カスは、使用している石鹸(シャンプー)が弱酸性か弱アルカリ性かによって変わります。これらの汚れがウロコ汚れと混合するため、複合的な汚れになってしまいます。
湯気などで常に水滴がつくため、水をふき取ることがほぼ不可能
ウロコ汚れをそもそも発生しないようにするには、水滴をついたまま放置をせずに使用後にふき取ること。換気などをよくして湯気を溜めないことも効果があります。
しかし、現実問題として、温浴施設ではつねに湯気が立っているものですし、営業後はほかの場所の清掃等でガラスについた湯気や水滴を切ることなどほぼ不可能です。したがってどうしてもウロコ汚れができやすい環境になってしまいます。
温浴施設のウロコ汚れの落とし方
一般家庭でのウロコ汚れであれば、クエン酸をつかったキレート効果を用いて落とす方法でも対処は可能です。
いろいろ試したけど、全然汚れは落ちひんで?
その通り。温浴施設のウロコ汚れは、クエン酸程度で落ちるレベルではないことがほとんどです。温浴施設の重度なウロコ汚れを除去する方法は、下記3つにわけることができます。
市販されているダイヤモンドパッド(研磨材)で物理的に削る
除去に莫大な時間がかかります。ガラスに傷が非常につきやすいので注意が必要です。
市販の研磨剤でポリシャー等を使って研磨する
現在市販されているものでは、付着、堆積が酷い汚れには対応できないことがほとんどです。
作業員、施設環境にとって非常に危険な薬剤(フッ化水素酸、強塩酸等)を使用し、物理的に溶かす
専門知識がないと使用してはいけません。また薬剤によって酸焼けなどを起こし、ガラスが汚れたり作業員も危険に及ぶ可能性があります。薬剤が充満してしまった場合は、翌日の営業を控える必要があります。
特許技術を用いてウロコを落とす方法
温浴施設のウロコ汚れは、あまりにも重度のウロコ汚れになるため、除去をしようとするとどうしてもデメリットの側面も大きくなります。何を試してもきれいにならない。。という場合は、『うろこ状皮膜の除去方法』という特許技術をもつSPAクリーン(スパクリーン)にお任せ!
強い薬剤を使わないため、施設排水への影響もなく、人、素材(ガラス・カガミ)、環境にやさしい安全な材料、ツールを使用し除去、洗浄を行います。さらにコストもガラス交換費用の1/5程度で実施が可能。短時間で質の高い清掃ができるので、休館日に限らず、平日の夜間、早朝時間帯など営業時間外で完了することができます。臨時休業をせず、営業をしたままで実質施設のリニューアルが可能になり、浴室もとても明るくなります!
現在デモンストレーションは無料で実施しています。気になる方はぜひお問い合わせください。
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